ヴァンサン・カレム ヴーヴレ・キュヴェ・テ |ロワールの自然派が造る辛口スパークリングの魅力
- sukunahikowine
- 10月13日
- 読了時間: 4分
更新日:10月15日
今日はドライな辛口のスパークリングワイン。「ヴーヴレ キュヴェ・テ」を飲みました!!
自然派の生産者が葡萄の糖分だけで作る辛口スパークリングはお料理を選ばずに幅広い食事と好相性です。
まずは生産者の「ヴァンサン・カレム」をご紹介。

この記事を書いているの、京都府南部でワインショップをしています、スクナヒコワインの安田智貴です。元料理長でソムリエの資格を持っています。妻と子供2人の4人家族です^_^
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ヴァンサン・カレムとは?ロワールの自然派生産者
フランス・ロワール地方の「ヴーヴレイ」という町で生まれたヴァンサン・カレム。
彼はフランス各地のワイナリーで修業を重ねたあと、南アフリカでもワイン造りを学びました。
その地で出会ったのが、現在の奥さまタニアさん。結婚した2人は1999年にヴーヴレイへ戻り、ヴァンサンの家族が持つ5ヘクタールの畑から、自分たちのワイン造りをスタートさせました。
いまではその畑も24ヘクタールに広がり、「ドメーヌ・ヴァンサン・カレム」として世界中から注目される生産者になっています。
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南アフリカでも高評価!2つの大陸で造るワイン
ヴァンサンは南アフリカでの経験を生かし、2013年に現地のスワートランドという地域に「テール・ブリュレ」というワイナリーを設立。
フランスと南アフリカ、2つの土地でワインを造るという珍しいスタイルで、どちらの国でも高い評価を受けています。
さらに驚くことに、タイのワイナリーでも技術指導を行っているのだとか。
「ちゃんと寝ているの?」と心配になるほど忙しいのに、どの仕事もきっちり結果を出す努力家です。

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若手育成と地域への貢献
地元ヴーヴレイでは、次世代の若手栽培家を育てる活動にも力を入れています。
若手たちが育てたブドウを買い取り、そのブドウからスパークリングワイン「キュヴェT」を造っています。
地域全体でヴーヴレイのワインを盛り上げようという姿勢が素晴らしいですね。

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自然に寄り添うワイン造り
自社畑では、化学肥料や農薬を使わない「ビオロジック栽培(有機農法)」を実践。
フランスの有機認証「エコセール」と「ABマーク」も取得しています。
ドメーヌ全体では、生産の約6割がスパークリングワイン、4割がスティルワイン(泡のないタイプ)。
どちらも土地の個性と、ヴァンサンの誠実な人柄を感じる味わいです。

ヴーヴレ・キュヴェ・テ 2018の味わいレビュー

グラスに注ぐと、きれいな淡いゴールド。
とても透明感のある色合いで、見た目からも上品な印象を受けます。
味わいはすっきりとしたドライな辛口。
調べてみると、ノンドサージュ(補糖なし)で造られており、その潔さが味にも表れています。
香りは杏や白い花のように優しく華やか。
飲み込んだあとには、ほんのりとした苦味が感じられ、口の中をリセットしてくれるようです。
そのおかげで、次の一口、そして次の料理をまた新鮮に楽しむことができます。

スパークリングワインに時々あるわずかな甘みもほとんど感じられず、
甘味の少ない料理と合わせるとよりバランスが良くなります。
ヴーヴレ・キュヴェ・テに合う料理とおすすめシーン
おすすめのペアリングは、
白身魚やクセのない野菜の天ぷら、
サラダや素材の味を楽しめる野菜の前菜、
ガーリックシュリンプ、アサリの白ワイン蒸し、ボンゴレビアンコなど。
食事を引き立てながらも、軽やかで洗練された一本です。
この商品はこちらからご購入いただけます。
ちょっとした贅沢をご家庭で。
京都・城陽にある小さなワインショップ「スクナヒコワイン」では、ナチュラルでクリーンな味わいの自然派ワインを中心にご紹介しています。
数千円で味わえるちょっとした贅沢をお届けしたいと考えております。
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