ワイン名:ヴァルポリチェッラ リパッソ
アマローネという高級ワインの搾りかすに新たにワインを漬け込むことによってアマローネの風味を付けたワイン。
濃厚で凝縮された果実味、重厚なボディ。色気ムンムンのダンディな方を想像せざるをえません・・・。
過度にタンニンがあるわけでは無いのでフルボディ好きはもちろん、普段ミディアムボディを飲む方はフルボディに目覚めないようにご注意ください!!
産地:イタリア/ヴェネト州
品種:コルヴィーナとコルヴィノーネ合わせて85%/ロンディネッラ10%/バルベーラ5%
生産者:ムゼッラ
ムゼッラのエステートは、ヴェローナの東に隣接するフェラッツェの美しい丘に広がっています。この地所は緑豊かな森に囲まれ、17世紀に建てられた壮大な邸宅、教会、水路、素朴な小屋が点在しており、16世紀初頭からこの地域で栄えたムゼッリ家によって開かれました。ワイン造りは、19世紀後半に当時の領主であるチェザーレ・トレッツァ侯爵によって始められ、彼は日当たりの良い丘の斜面にぶどう畑を開き、先進的な栽培技術を取り入れました。しかし1990年に地所は分割され、美しい中世の庭園を含む25ヘクタールのぶどう畑やセラー「レ・フェッラツェッテ」はパスクア・ディ・ビシェリエ家に引き継がれました。
新たな所有者であるエミリオ・パスクア・ディ・ビシェリエは、甥のエンリコ・ラベールと共に、このワイナリーの再興に野心的に取り組みました。ボローニャの大学で現代史を学んでいた娘のマッダレーナも、父の誘いを受けてワイン造りの世界に飛び込み、世界中のワイン産地を訪れながら多くの醸造家との経験を積みました。特に、ルドルフ・シュタイナーのバイオダイナミック農法に興味を持ち、この分野の世界的権威アレックス・ポドリンスキー氏の指導の下で学びました。2008年からはムゼッラの畑でバイオダイナミック農法を取り入れ、2014年にはDemeterの認証を取得しました。現在、ムゼッラは、ニコラ・ジョリーが主宰する世界的なバイオダイナミックワイン生産者の団体「ルネサンス・デ・ザペラシオン」の一員です。
代表的な畑「モンテ・デル・ドラゴ」は、その名が示す通り、地所の中心に位置する南西斜面に広がります。石灰質と赤い粘土の特殊な土壌が、フラッグシップであるアマローネの主要原料であるコルヴィーナ種に独特の風味を与えています。畑の最上部には白ぶどうのガルガネガとピノ・ビアンコが植えられ、その他の区画にはアマローネに使用される黒ぶどうが栽培されています。また、彼らのロゴにはドラゴンのマークがあしらわれており、その独自性を表現しています。ムゼッラは「レ・ファミリエ・ストリーチェ」にも参加しており、この団体はアマローネの最高品質を認められた生産者のみが参加する権威あるグループです。
ムゼッラは、パスクア・ディ・ビシェリエ家のもとで、過去20年ほどで顕著な進化を遂げてきました。ガンベロ・ロッソでも「ヴァルポリチェッラの最も繊細で風通しの良い面を力強く表している」と評価されています。
top of page
¥4,290価格
消費税込み
bottom of page