ワイン名:プラクシス ピノ・ノワール
「全ブルゴーニュファンが飲むべきワイン」このワインを飲んだ時にそう思いました。
ブルゴーニュ以外のピノで一番ブルゴーニュっぽいワインを作るのはタスマニアなんじゃないかと思います。
ブルゴーニュに通ずるような奥深いアロマ。エレガントな酸味、旨味。
それでいてこのワインはオーストラリアという産地のアイデンティティーもこのワインに含ませている気がします。
そしてそんなワインが税込で4000円を切るのは物価高の時代に逆行していますね。
産地:オーストラリア/ムーリラ
品種:ピノ・ノワール
生産者:ムーリラ
ムーリラは、オーストラリア・タスマニア州に位置する歴史あるワイナリーで、「水辺の岩」を意味するアボリジニ語に由来します。1948年、イタリア移民のクラウディオ・アルコルソがこの地を購入し、1958年に初めてブドウを植えました。彼はワイン産業だけでなく、芸術文化にも貢献し、タスマニアのワイン産業の基盤を築きました。
1995年、数学の天才でギャンブラーのデビッド・ウォルシュがムーリラを買収し、再建を進めます。彼は独自のアルゴリズムでカジノで財を成し、美術館「MONA(ミュージアム・オブ・オールド・アンド・ニュー・アート)」を設立するなど、芸術とワインの融合を推進しました。
ワイン造りの新たなリーダーとして、カナダ出身のコナー・ヴァン・デル・リーストを招聘。彼は新世界の果実味と旧世界の複雑さを融合させ、ムーリラの独自性を際立たせるワインを生産しています。冷涼なタスマニアのテロワールを生かしたワインは、洗練された果実味と長い余韻を持ち、国内外で高く評価されています。
天才ギャンブラーが私財を投じて作った夢のワイナリー
¥3,740価格
消費税込み