肉には赤、魚には白は大間違い!?ワインのペアリングの新常識
- sukunahikowine
- 10月24日
- 読了時間: 4分
「肉には赤、魚には白」。一度は聞いたことがある定番のフレーズですよね。
でも実は――この常識、ちょっと間違っているんです。
今回は、ソムリエの視点から料理とワインを美味しく合わせるペアリングのコツを分かりやすく解説します。これを知るだけで、あなたの食卓が一気にワンランクアップします🍽

この記事を書いている人物は・・・
京都府南部でワインショップをしています、スクナヒコワインの安田智貴です。元料理長でソムリエの資格を持っています。妻と子供2人の4人家族です^_^
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「肉には赤、魚には白」が間違いな理由
お肉といっても、鶏・豚・牛のほかに、羊や猪など種類はさまざま。魚も、白身・赤身・青魚とそれぞれ味や香りが大きく違います。
それなのに、「肉=赤ワイン」「魚=白ワイン」と一括りにするのは少し乱暴なんです。
例えば…
- 鶏肉や豚肉には、コクのある白ワインが合うことも多い 
- マグロやカツオのような赤身魚は、むしろ軽めの赤ワインが好相性 
つまり、食材の種類によって合わせるべきワインは変わるということです。
食材とワインを合わせるコツ
「じゃあどう選べばいいの?」という方のために、初心者でも分かりやすい基本のコツを紹介します。
それはズバリ――“食材の色”を見ること。
肉料理のペアリング
お肉は加熱後の色で「ホワイトミート」と「レッドミート」に分けられます。
- ホワイトミート(鶏肉・豚肉など) 火を入れると白っぽくなる肉。 → 相性:しっかり目の白ワイン or 軽めの赤ワイン 
- レッドミート(牛肉・羊肉など) 火を入れても濃い赤や黒っぽい色。 → 相性:重厚な赤ワイン 
このように、色と味の“濃さ”を合わせるのが基本です。
魚料理のペアリング
魚も種類によってワインの相性が大きく変わります。
- 白身魚(タイ・ヒラメなど) → すっきりした白ワイン。調理法がシンプルなら特に◎ 
- 赤身魚(マグロ・カツオなど) → 軽めの赤ワインやロゼワインがぴったり。 
- 青魚(サバ・イワシなど) → 少し難しい食材。調理法で変わります。 - さっぱり仕上げるなら白ワイン、味噌煮なら軽めの赤ワイン、樽熟成の白ワインがおすすめ。 
ワインの味わいを4タイプで考える
ワインもざっくり4種類に分けて考えると、選びやすくなります。
| ワインのタイプ | 合わせやすい料理例 | 
| ① スッキリした白ワイン | 白身魚の刺身、カルパッチョ、蒸し料理 | 
| ② 樽熟成のまったり白ワイン | 鶏肉のソテー、トンテキ、魚のムニエル | 
| ③ 軽やかな赤ワイン | マグロ、サーモン、鶏肉、豚肉料理 | 
| ④ 重厚な赤ワイン | 牛ステーキ、ラムチョップ、煮込み料理 | 
この4分類を頭に入れておけば、どんな食卓でも迷わなくなります。
この4種類のワインを飲んでみたいという方はこちら
スッキリ白ワイン
樽熟成白ワイン
軽やかな赤ワイン
重厚な赤ワイン
家庭料理にも気軽にワインを合わせてみよう
ワインというと、カルパッチョやステーキなど“特別な料理”を作らなきゃ…と思う方も多いですが、実は日常の和食や家庭料理にもワインはよく合います。
たとえば、
- クリームシチュー × 樽熟成の白ワイン 
- ブリの照り焼き × 軽やかな赤ワイン 
- 焼き鳥のタレ焼き × 果実味豊かな赤ワイン 
日本の食卓にも、まだまだ発見されていない“ベストペアリング”がたくさんあります。ぜひ、ビールや日本酒のように気軽にワインを取り入れてみてください。
今回お話しした内容を図解や例えを使ってもっと分かりやすく解説書があります。
よろしければご覧ください!!
まとめ|「色」で考えるとペアリングは簡単!
「肉には赤、魚には白」という考え方は、あくまでざっくりとした目安。実際には、食材の色と味の濃さを基準にするとずっと簡単です。
ワインと料理を上手に合わせると、どちらの美味しさも引き立て合います。次の食事から、ぜひ気軽に試してみてくださいね🍷
ちょっとした贅沢をご家庭で。
京都・城陽にある小さなワインショップ「スクナヒコワイン」では、ナチュラルでクリーンな味わいの自然派ワインを中心にご紹介しています。
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