木谷ワイン「デラウェア 2024」をソムリエが徹底レビュー
- sukunahikowine
- 4 日前
- 読了時間: 3分
前回は木谷ワインさんの「デラウェア・ペティヤン2024」を紹介しましたが(その記事はこちら → 木谷ワイン「デラウェア・ペティヤン 2024」をソムリエが徹底レビュー)
今回は同じデラウェアを使った“スティルワイン”をご紹介します。
この記事を書いているのは、京都府南部でワインショップを営む「スクナヒコワイン」店主の安田智貴です。元料理長でソムリエ資格を持ち、料理とワインの両面から“美味しい”をご提案しています。妻と子ども2人の4人家族で、家族と一緒に楽しめるワイン時間を大切にしています^_^
私が木谷さんのデラウェアに惚れている理由
そもそも私は 木谷さんのデラウェアが大好き なんです。
デラウェアを使うワイナリーは多いですが、生食用ブドウ特有の甘い香りが強く、「ワインらしさが出にくい」という印象を持っていました。
しかし木谷さんのデラウェアは違います。
青リンゴや柑橘を思わせる爽やかさ
自然酵母ならではの透明感
果実味がありながらも酸味
デラウェアの概念がひっくり返るような、「ワインとしての完成度」を常に感じてきました。
今回のデラウェア2024も、期待しかありません。
木谷ワイン デラウェア2024 概要

木谷ワイン「デラウェア2024」は、奈良県香芝市にある小規模ワイナリーが手がける自然派白ワイン。自然酵母発酵、無農薬・減農薬栽培のブドウを中心に、土地の個性(テロワール)を素直に表現することを目指して造られています。
デラウェア2024に使用されるのは、成熟したデラウェアならではの香りと酸を生かすために丁寧に収穫されたブドウ。自然酵母で発酵させ、亜硫酸添加は最小限に。やわらかく、透明感がありながらも飲みごたえがある ― 木谷ワインならではのスタイルが反映された一本です。
ソムリエ安田のレビュー
結論
抜栓後 2〜3日目がベスト!そして “ぬるめの温度(約14℃)で飲むべし!”
実は木谷さんのワインは抜栓当日よりも翌日・翌々日の方が完成度が高くなる ことが多いです。(※あくまで私の所見ですが・・・)
■ 抜栓初日
まだ酵母が生きており、フレッシュでやや甘みを感じます。ただし酸が美しいため、いわゆる甘いワインとは違い、後味はスッと消えていく辛口のワインです。
香りはデラウェアらしい妖艶な甘やかさに加えて、
ソーヴィニヨンブランのようなハーブ感
青い柑橘のニュアンス
という複雑さも感じられます。
初日はエスニック系の料理とかなり相性が良さそうです。
■ 抜栓2〜3日目(ここがピーク)
甘みが落ち着き、代わりに まったりとした旨味 と 透明感のある酸 が前に出てきます。
この酸が本当に美しい。酸が苦手な人にこそ飲んでほしい「キレイな酸」です。
この状態になると、シンプルな味付けの鶏肉、豚肉と合わせると抜群です。
■ 温度のポイント
14℃前後が理想。冬場なら 廊下や玄関に置いておく だけでベスト温度になります。
■ そして重要ポイント
2〜3日目は 軽く撹拌して濁らせた状態が最も美味しい。
どんな方におすすめか
自然派ワインが好きな方
日本ワインに良いイメージを持てていない方
日本酒の“ぬる燗の良さ”が分かる方
デラウェア=甘いというイメージを覆されたい方
木谷さんのワインが初めての方にも、“デラウェアの真のポテンシャル”を知る最初の一本として非常におすすめです。
ちょっとした贅沢をご家庭で。京都・城陽の小さなワインショップ「スクナヒコワイン」では、ナチュラルでクリーンな自然派ワインを中心にご紹介しています。日々の暮らしの中で、数千円で楽しめる“小さなご褒美”をお届けします。
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