4日目からまるで別のワイン!?2つの顔おもつ南仏の自然派ワイン
皆様こんにちは!スクナヒコワインの安田です。
今回は、南仏ラングドック地方から届いた、日々表情を変える不思議な白ワイン「ラ・ガランス III(スリー)ブラン」をご紹介します!

グラスの中の変化をゆっくり楽しみたい方に、ぜひともおすすめしたい1本です。
○ 生産者の特徴
家族で営む自然派ドメーヌ: 「ドメーヌ・ド・ラ・ガランス」は、当主のピエール・キノネロ氏と娘さんたちが家族で手掛けるワイナリーです。

無濾過で瓶詰め: ラベルに「SANS FILTRATION(無濾過)」としっかり刻まれている通り、ブドウの旨味を一切逃さず、そのままボトルに閉じ込める製法で作られています。うっすらと濁っていますが、味わいは雑味のないクリアな造りが魅力です。
○ 産地の特徴
南仏ラングドック地方: 燦々と降り注ぐ太陽と、乾燥した気候が特徴の南フランス。ブドウがしっかりと完熟する恵まれた土地で、自然派の生産者も多いです。
コスパが良いことでも知られています。

自由な発想の「ヴァン・ド・フランス」: 伝統的なAOC(原産地呼称)の厳しいルールにとらわれず、造り手が本当に表現したい味を追求するために、あえて自由度の高い「ヴァン・ド・フランス」の格付けでリリースされています。
『フランスワインの格付け』という意味合いではかなり下の方になりますが、あえての「ヴァン・ド・フランス」です。
○ ワインの概要
銘柄: III LA GARANCE Blanc(ラ・ガランス スリーブラン)
味わい: グルナッシュブラン、ルーサンヌ、ヴェルメンティーノ、ピクプール、というラングドックらしい組み合わせです。
豊かな果実味と骨格を併せ持つ白ワインです。

○ 実際に飲んでみた感想
抜栓〜2日目(桃のようなジューシーさ): 開けたてから2日目までは、ローヌブレンド特有の「桃」のようなジューシーな果実味が口いっぱいに広がります。
南仏のワインは酸味がぼやけがちですが、このワインは酸味もとても綺麗!飲んだ後のアフター(余韻)まで美しく、うっとりするような味わいです。
抜栓4日目以降(深まる酸化熟成のニュアンス): ぜひ半分くらい残して、数日待ってみてください。
好みは分かれますが、4日目以降になると、ジューシーな果実味が落ち着き、代わりに少し「酸化熟成」の複雑で香ばしいニュアンスが顔を出してきます。

まるで別のワインを開けたかのような、大人びた表情への変化に驚かされますよ!
私は抜栓してすぐの味わい、妻は4日目以降の方と夫婦でも好みが分かれました。
○ 合いそうな料理
味わいが変化するため、日によって合わせるお料理を変えるのも楽しいです!
1〜2日目(ジューシーな果実味の時): 桃のような甘やかな香りには、豚肉や鶏胸肉のソテーがおすすめ。塩やオリーブオイルでシンプルに味付けをしてそこに少し林檎ジャムや桃のジャムを添えたら最高です。あとは白身魚のカルパッチョなどがぴったりです。
4日目以降(酸化熟成のニュアンスが出た時): 複雑味が増してきたら、コンテのような旨味の強いハードチーズや、鶏レバーのパテ、ローストしたナッツなどと合わせると、ワインの深みと見事に調和します。
○ まとめ
開けたてのフレッシュでジューシーな「桃感」を楽しむも良し、数日じっくり寝かせて深みのある「熟成感」を堪能するも良し。1本で2つの全く異なる魅力を体験できる、非常にコストパフォーマンス(満足度)の高い白ワインです。
これは在庫があれば定期便にも採用したいと思います。
ぜひ、日々の変化をご自宅の食卓でゆっくりと追いかけてみてくださいね!


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