ブルーチーズの食べ方|ソムリエが勧める美味しい楽しみ方とおすすめワイン
- sukunahikowine
- 11月16日
- 読了時間: 5分

ブルーチーズを買ったり、もらったりしたものの「そのまま食べたらクセが強い…」「美味しい食べ方が分からない…」
そんなお悩み、ありませんか?
この記事では、JSA認定ソムリエで元料理長の私・安田が、ブルーチーズをもっと美味しく楽しむための食べ方と、相性抜群のワインをご紹介します。
この記事を読み終わる頃には、ブルーチーズを食べる手が止まらなくなるかもしれません!
この記事を書いているのは、京都府南部でワインショップを営む「スクナヒコワイン」店主の安田智貴です。元料理長でソムリエ資格を持ち、料理とワインの両面から“美味しい”をご提案しています。妻と子ども2人の4人家族で、家族と一緒に楽しめるワイン時間を大切にしています^_^
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目次
そもそもブルーチーズとは
■ ブルーチーズの作り方
ブルーチーズは、乳に**青カビ(ペニシリウム・ロックフォルティなど)を加えて熟成させたチーズです。青カビを全体に均一に広げるために、熟成途中で専用の針で穴を開け、空気を入れる工程(ピアシング)**を行います。これにより内部で青カビが育ち、あの独特の青い模様や深い風味が生まれます。

ブルーチーズの主な種類としては、
ロックフォール(フランス)
ゴルゴンゾーラ(イタリア)
スティルトン(イギリス)などが代表的です。
■ カビを食べても平気な理由
ブルーチーズに使われる青カビは、食品として利用が認められた安全な菌種です。
パン作りに使う酵母や、味噌・醤油に使う麹菌と同じように、人間が長い歴史の中で「食べても問題がない」と判断し、食文化として根づいたものです。
もちろん、アレルギー体質の方は注意が必要ですが、一般的には安全に食べられる食品です。
ブルーチーズのおすすめの食べ方
■ オンザチーズで食べる
ブルーチーズはそのまま食べると塩味が強く感じやすいため、バゲットやクラッカーに少しのせて食べるとバランスが良くなります。
少し変わった組み合わせなら、薄切りのリンゴや、焼き芋にのせても美味しいです。塩味と甘味のコントラストが絶妙です。

■ ハチミツやジャムを少しつける
ブルーチーズは塩味がしっかりしているので、ハチミツやジャムの甘さと組み合わせると驚くほど美味しくなります。
塩味 × 甘味の鉄板ハーモニーで、一度ハマるとクセになる食べ方です。

■ チルドピザにのせて焼く
ブルーチーズは少量でもしっかりとした存在感があるため、市販のチルドピザに少し散らして焼くだけでまるで本格ピッツェリアの味わいになります。
焼き上がった後にハチミツを垂らすのもおすすめです。
■ クリームソースにする
高価なブルーチーズには向きませんが、少し手頃なブルーチーズを使えば、絶品のクリームソースが簡単に作れます。
作り方は
鍋に水と生クリームを「1:4」で入れて温める
好みの量のブルーチーズを加えて溶かす
たったこれだけ。
ニョッキやペンネだけでなく、チキンやポークのソテー、じゃがいも・ブロッコリーなどの温野菜にもよく合います。
ブルーチーズに合うワイン
■ トレンサム タミンガ(甘口)
ブルーチーズと甘口ワインは“チート級”の相性。特に貴腐ワイン系は、塩味の強いブルーチーズを一気に「デザートのような味わい」に変えてくれます。
トレンサムのタミンガは、ハーフでも高価になりがちな貴腐ワインの中で非常に手頃な価格で楽しめる一本。
冷蔵保存すればしばらく品質も保つので、ブルーチーズと少しずつ楽しめます。フルーツタルトやマカロンなどのスイーツとも抜群に合います。
■ ブランディーズ マデイラ リゼルヴァ(甘口)
ポルトガルのマデイラワインは、加熱熟成による独特の風味と甘さが特徴。
甘口タイプはブルーチーズとの相性も良く、特に濃厚なチョコレート系のスイーツと合わせるのがおすすめです。
マデイラワインは一般的に抜栓後の酸化がほとんど進まないため、ワインを頻繁に飲まない方でもゆっくり楽しめます。
■ 689 セラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン
甘くないワインが良い場合はこの一本。
カリフォルニアらしい果実味の豊かさと樽熟成によるリッチな香りが特徴で、特にブルーチーズを使った料理との相性が抜群です。
濃厚なクリームソースの料理や、肉料理とブルーチーズを合わせたい時にもピッタリです。
店主おすすめのナチュラルチーズセット
チーズセット3種 ¥4,980-
チーズセット5種 ¥6,980-
ワインと一緒に楽しめるように、バランス良く組み合わせたセットです。初めての方にもおすすめ。
まとめ
ブルーチーズはクセが強いと思われがちですが、少しの工夫で驚くほど美味しく楽しめます。
バゲット・フルーツと合わせる
甘味(ハチミツ・ジャム)と合わせる
ピザやパスタ料理に使う
合わせるワインを変えて楽しむ
どれも家庭で簡単にできて、ブルーチーズの新しい魅力に気づけるはずです。
「どう食べれば良いんだろう?」と思っていた方も、今日からぜひいろいろな食べ方に挑戦してみてください。
他のチーズを美味しく食べるコツや保存方法を知りたい方は
ちょっとした贅沢をご家庭で。
京都・城陽にある小さなワインショップ「スクナヒコワイン」では、ナチュラルでクリーンな味わいの自然派ワインを中心にご紹介しています。
数千円で味わえるちょっとした贅沢をお届けしたいと考えております。
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