ヒトミワイナリーさんのマロデラで凄く後悔した話
今回は、私から皆様へ「激しい後悔」とともにお届けするワインのご紹介です。

そのワインは滋賀県のヒトミワイナリーさんで作られる「マロデラ」という商品。
本当にやってしまいました。。。
ヒトミワイナリーさんに申し訳ない・・・
この記事を書いているのは、京都府城陽市でワインショップを営む「スクナヒコワイン」店主の安田智貴です。
元料理人であり、ソムリエでもある私が家庭でのちょっとした贅沢をお届けしています。
家では妻と子ども2人に囲まれる4人家族。毎日体力お化けの子供達に振り回されヘトヘトになっています。^_^
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○ 生産者の特徴

にごりワインのパイオニア: 滋賀県東近江市にある「ヒトミワイナリー」は、日本における「にごりワイン(濾過をしない自然な造りのワイン)」の草分け的存在です。
農を想う温かいワイン造り: 葡萄本来のピュアな旨味をそのまま瓶に詰め込むスタイルで、日本の自然派ワイン好きから絶大な支持を集めています。
ラベルのちょっと気の抜けたイラストにも、造り手さんの温かいお人柄が表れていますよね。
○ 産地の特徴
日本が誇る生食用ブドウの底力: 今回使われているのは、私たち日本人にとって非常に馴染み深い生食用ブドウ「デラウェア」です。
ワイナリーは滋賀県ですが、葡萄は山形の農家さんから買い付けた葡萄を使用。

ワインになると大化けする品種:よく、お土産屋さんなんかに売っている甘口のデラウェアのワインがありますがそれとはまた全然違う味わいです。
デラウェアは完熟させるとあの妖艶な独特な香りが強くなりますが、皮が青いうちにあえて収穫する通称『青デラ』。
これをブレンドすることによって青リンゴのような綺麗な酸味が出て、生食用の品種とは思えないワインらしい味わいになります。
○ ワインの概要
銘柄名: MALODELA(マロデラ)2024

名前の由来: このワインで「まろ〜っと気持ちのイイ顔」になっていただきたいです!
と、ヒトミワイナリーさんの公式サイトに記されています。
それで平安時代の貴族のような顔が書いてあるんですね!!
ただ、この『マロ』には専門的にはこんな意味もあります。
「マロ(マロラクティック発酵=ツンとした酸をまろやかな乳酸に変える発酵)」。
このマロと「デラウェア」を掛け合わせたネーミングでもあるんですね。
その名の通り、乳酸由来のまろやかさが主役のワインです。
○ 実際に飲んでみた感想

抜栓1日目(土曜日): 試飲のために開けてみたところ、まだとても「硬く」、ツンとした酸味が目立つ状態でした。
抜栓2日目(日曜日): まだ硬さが残ります。
しかし、フタを取る時に「ポンっ!」と元気な音が。
これは酵母がまだ生きていて、瓶の中でチビチビと発酵が続いている証拠です。
「これ、明日以降に絶対美味しくなるやつだ……」と確信しました。
抜栓3日目(悲劇の定休日): 案の定、めちゃくちゃ美味い!!笑
デラウェア特有の妖艶な香りは控えめに落ち着き、口に含むと乳酸由来のまろやかな酸味が広がります。
果実味も「まったーり」としていて、飲み込むと旨味が「じゅんわり」と体に染み渡るんです。
店主の無念: これをお客様に飲んでもらえたら、皆の肝臓を鷲掴みにできたに違いないのに……最高潮を迎えたこの日、お店はお休み。
一人でこの感動(と悲しみ)を噛み締めました。
○ 合いそうな料理
この「まったーり」とした果実味と「じゅんわり」広がる旨味には、少しコクのあるお料理が抜群に合います!
豚肉の味噌漬け焼き: お味噌の発酵した旨味と、ワインの乳酸のまろやかさが最高の相性です。
鮭のホイル焼き(バター醤油風味): バターのコクとデラウェアの果実味が合わさり、お箸が止まらなくなります。
ポテトサラダ(少しマスタードを効かせて): 日常のホッとするお惣菜にも、この優しいにごりワインはスッと寄り添ってくれます。
○ まとめ
開けたては少しツンケンしていても、時間を置くことで見違えるほど優しく、そしてとんでもなく美味しく化ける。
自然派ワインだけってこともないんでしょうが、この現象は自然派ワインに多くみられる気がします。
これはこれで面白い!!
皆様が買われた際は、ぜひ私のように「3日目」まで我慢して(笑)、じゅんわりと広がる最高の旨味を体験してみてくださいね!


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