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【ソムリエ解説】超名門を捨てた天才の挑戦!食事で大化けするポルトガル白「アルマヌア」


スクナヒコワインの安田です。

今回は、太陽と海の恵みをたっぷりと受けたポルトガルから、食卓をパッと明るくしてくれる素晴らしい白ワイン「アルマヌア」をご紹介します!

この記事を書いているのは、京都府南部でワインショップを営む「スクナヒコワイン」店主の安田智貴です。

元料理人であり、ソムリエでもある私が家庭でのちょっとした贅沢をお届けしています。


家では妻と子ども2人に囲まれる4人家族。毎日体力お化けの子供達に振り回されヘトヘトになっています。^_^


○ 生産者の特徴

今回ご紹介するポルトガルのワイナリー「ヴィネヴィヌ」。

実はこのワイナリー、とんでもない経歴を持つ人物が立ち上げました。

Vinevinu(ヴィネヴィヌ)
父アントニオ・ルイス・セルデイラと息子マヌエル・セルデイラ

なんと、ポルトガルワイン好きなら誰もが知る超名門「ソアリャイロ」を、世界的に評価されるトップブランドにまで押し上げた立役者が、その輝かしいキャリアと地位をあっさりと捨てて新たに作り出したんです!


「大成功したのになぜ!?」と驚きますよね。

それは、名門ブランドという大きな看板を背負っていてはできなかった、「もっと自由で、ポルトガルの土地の個性をよりピュアに、ダイレクトに表現するワイン」を造りたかったから。


名声という枠から飛び出し、ゼロから自分の理想を追求する彼のワインは、当店が最も大切にする「雑味のないクリーンな味わい」を見事に体現しています。情熱のすべてを注ぎ込んだ、今まさに飲むべき注目の生産者です。



○ 産地の特徴

舞台となるのは、ユーラシア大陸の最西端に位置するポルトガル。

大西洋に面したこの国は、海からの冷たく湿った風(潮風)と、さんさんと降り注ぐ豊かな太陽の光が同居する、ぶどう栽培にとって非常にユニークな環境です。

アルヴァリーニョ
アルヴァリーニョ

この「海と太陽」の恩恵が、ワインに面白い影響を与えます。

たっぷりの日差しはぶどうにジューシーな果実味を与え、大西洋の冷たい海風は、ワインの骨格となる綺麗な酸味と、海を感じさせるような「ミネラル感(塩味)」をもたらすのです。


海産物をよく食べるポルトガルの食文化と、この海風を浴びて育ったぶどうから造られるワインは、まさに切っても切れない運命の糸で結ばれています。



○ ワインの概要

ワイン名である「アルマヌア」は、ポルトガル語で「裸の魂」という意味。

「魂が透けて見えるほど純粋であること」を表現しており、私が大切にしている「雑味のないクリアな味わい」を見事に体現している名前です。

アルマヌア
アルマヌア

大西洋の恩恵を受ける畑で育った、ポルトガルを代表する白ブドウ「アルヴァリーニョ」を主体に、その年の収穫に応じてブレンドする品種を変えるという面白いアプローチをしています。


2024年ヴィンテージは、主体となるアルヴァリーニョに加えて、「アリント(キリッとした爽やかな酸味と引き締まりをもたらす品種)」と「マリア・ゴメス(華やかな香りとふくよかな果実味をプラスする品種)」を25%ずつ絶妙にブレンド。


醸造では、基本はステンレスタンクでクリーンに発酵させつつ、全体の10%だけを木樽で熟成させています。このほんの少しの樽使いが、異なる品種の個性(ミクストゥス)を美しくまとめ上げ、ワインにしっかりとした「骨格」を与えてくれるそうです。ピュアでありながら、奥深いポテンシャルを秘めた一本です。



○ 実際に飲んでみた感想

飲む前は「スッキリとしたドライな辛口で、ミネラルがガツンとくるタイプかな?」と想像していたのですが、グラスに注いで飲んでみると……意外や意外、とっても辛口ながらフルーティー!

アルマヌア
アルマヌア

でも、ただフルーティーなだけじゃないんです。

口の中に広がる果実味の奥から、潮風のようなミネラル感がしっかりと顔を出します。


この「塩気」が本当にいい仕事をしていて、フルーティーでスルスルと飲みやすいのに、最後はキュッと味が引き締まるんです。


オフフレーバーのないクリアな味わいで、この絶妙なバランス感覚にはソムリエとしても思わずニヤリとしてしまいました。



○ 合いそうな料理

このワイン、単体で飲むよりも食事と合わせることで、料理もワインも「お互いが爆発的に美味しくなる」というポルトガルらしい特徴を持っています。


グリルのようなシンプルな魚介料理よりも、魚介類とトマトやフルーツを使った少し酸味のある前菜がベストマッチ。


和食なら、貝類を「酢味噌」で食べてみると面白い発見があるかもしれません!酢味噌の甘酸っぱさとワインのフルーティーさが見事にリンクしますよ。


マグロやサーモンをのせたサラダに、少し煮詰めて甘みを出したバルサミコソースをかけるのも絶品です。



○ まとめ

想像を良い意味で裏切ってくれた、フルーティーさと潮風のミネラルが同居する「アルマヌア」。お料理と合わせた時の「化ける」感覚は、まさにワインの醍醐味そのものです。


和食から洋食まで、少し酸味やコクのあるお料理と合わせて、ぜひご自宅の食卓でこの素晴らしい相乗効果を体験してみてくださいね!


ちょっとした贅沢をご家庭で。京都・城陽の小さなワインショップ「スクナヒコワイン」では、ナチュラルでクリーンな自然派ワインを中心にご紹介しています。日々の暮らしの中で、数千円で楽しめる“小さなご褒美”をお届けします。

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酒類販売管理者標識

酒類販売管理者氏名: 安田 智貴

酒類販売管理者研修受講年月日: 令和6年8月29日

次回研修の受講期限: 令和9年8月27日

​研修実施団体名: 宇治小売酒販組合

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スクナヒコワイン

住所:〒610-0121 京都府城陽市寺田市ノ久保2-549

TEL:080-4604-7942  Mail: (お問合せフォームより)

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