ワイン初心者にピッタリ!!赤ワインは苦手なんて言わせない。ファビュラス モンテプルチャーノ
- sukunahikowine
- 10月16日
- 読了時間: 4分
ワイン初心者にピッタリ!!
赤ワインは苦手なんて言わせない。ファビュラス モンテプルチャーノ
「白は飲めるけど、赤ワインはちょっと苦手なんです」そんなお客さんを“この赤ワイン、美味しい!!”と笑顔にしてきたワインをご紹介します。

この記事を書いているの、京都府南部でワインショップをしています、スクナヒコワインの安田智貴です。元料理長でソムリエの資格を持っています。妻と子供2人の4人家族です^_^
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ファビュラスはどんな生産者?
このワインを作るファビュラス(Fabulous)という生産者は、イタリア・アブルッツォ州の国立公園内にある造り手です。ブドウは有機栽培で育てられ、できるだけ人の手を加えない自然な製法でワインを造っています。
酸化防止剤も極少量のみの添加。酵母は、その土地に咲く花やミツバチの体についた花粉から培養しているというこだわりぶりです。
今回は、そんなファビュラスが手掛ける赤ワイン。品種は、コスパの良さで知られるモンテプルチャーノを主体に、15%ほど別の品種をブレンドしています。
熟成過程ではちょっと面白いことをしていて、**アンフォラ(素焼きの壺)**でワインを熟成させています。
アンフォラは、ジョージアという国で古くから伝わる伝統的な熟成方法で、いまでは世界中の自然派ワインの生産者がこの技法を取り入れています。

アンフォラ熟成とは?特徴と魅力
このアンフォラ熟成の何が面白いかというと、樽で熟成させたような“まったり感”を出せるのに、樽の香りがつかないんです。
どういうことかというと、樽で熟成する場合は「マロラクティック発酵」という化学変化がワイン中で起こります。このとき、酸の成分がリンゴ酸(シャープなすっきりした酸味)から乳酸(まろやかな酸味)に変化します。ただし、当然ながら樽で熟成するため、少なからず樽の香りがワインに移ります。それは決して悪いことではないのですが、アンフォラの場合は香りが移らず、ぶどう本来の味わいを楽しめるのです。
どちらが良いというよりも“好みやシーン次第”ですが、このワインはまるでぶどうそのものを飲んでいるようなピュアな味わい。幼い頃におとぎ話で見た“葡萄酒”って、きっとこんな味なんだろうなと思うほどです。

ところで、ワイン用のブドウって、いつ収穫されるのが一般的かご存じですか?
1. 皮がまだ青いうちに摘み取る
2.完熟一歩手前で摘み取る
3. 完熟してから摘み取る
実は、正解は2番。完熟一歩手前で収穫することで、品種ごとの特徴がしっかり出やすくなるんです。
完熟ブドウが生む驚きの果実味
でもこのファビュラス モンテプルチャーノは、3番の“完熟状態”で収穫しています。そのため、品種の個性はやや穏やかになりますが、代わりに驚くほどの果実味を持ったワインに仕上がります。
一口飲めば分かる、まるで“完熟ブドウをそのまま頬張ったような味わい”。それでいて甘ったるくなく、しっかりと食事にも合うワインです。
そして、この“凄まじい果実味”が我々日本人にとって嬉しい最大のメリット。それは──「醤油の甘辛い味付け」にめちゃくちゃ合う! ということです。
醤油味との相性が抜群!家庭料理にもぴったり
たとえば、鶏の照り焼き、焼き鳥のタレ味、豚の角煮。意外なところでは、うなぎの蒲焼にもぴったり。
「赤ワインに合うおかずって何を作ればいいの?」と悩む方も、このワインなら普段の家庭料理で最高のペアリングを見せてくれます。
食事との相性次第で、ワインの楽しみは何倍にも広がります。

赤ワインが苦手な人にこそ飲んでほしい一本
赤ワインが苦手な方、赤のときに“料理どうしよう…”と悩む方、ぜひこのワインで家庭での最高のペアリング体験を味わってください🍷
ちょっとした贅沢をご家庭で。
京都・城陽にある小さなワインショップ「スクナヒコワイン」では、ナチュラルでクリーンな味わいの自然派ワインを中心にご紹介しています。
数千円で味わえるちょっとした贅沢をお届けしたいと考えております。
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